住田町地域公共交通計画
計画の背景と目的
本町では、これまで路線バスを中心に公共交通による住民の移動の確保に取り組んできました。しかし、人口減少や少子化、高齢化が進み、年々公共交通の利用者が減少しています。高齢者の自動車事故も社会問題化し、運転免許返納後も安心して暮らせるまちを実現するため、公共交通ネットワークの再構築が急務となっています。
このような状況を踏まえ、地域公共交通の利便性、生産性、持続性を高め、人口減少・少子高齢化社会に対応した持続可能な地域公共交通の再構築を図ることを目的に、「住田町地域公共交通計画」を策定しました。
計画の期間
2025年度(令和7年度)から2029年度(令和11年度)の5年間
計画の内容
基本理念 「人とまちをつなぐ持続可能な地域交通の実現~安らぎとにぎわいのあるまちを目指して~」
基本目標1 既存交通と新たな交通による利便性の向上
基本目標2 次世代まで利用可能な交通体系の構築
基本目標3 公共私による地域公共交通の創出
基本理念及び基本目標の実現のため8つの事業を実施していきます。事業の実施については、随時検証をし、各事業の組み合わせ変えながら取り組んでいきます。
事業1 コミュニティバスを再編し、デマンド交通を導入する
事業2 安心して通学できる交通環境をつくる
事業3 分かりやすい公共交通を実現し、周知する
事業4 高齢者が安心して利用できる交通環境をつくる
事業5 幹線交通の運行を維持し、町内外の移動のしやすさを向上させる
事業6 スクールバスの混乗等により、地域交通を充実させる
事業7 交通空白地有償運送(公共ライドシェア)等の導入を促進する
事業8 交通交流拠点を整備し、にぎわいを創出する