簡易水道及び下水道事業に係る経営状況
住田町簡易水道事業及び下水道事業は令和2年度より地方公営企業法の財務規定を一部適用し、公営企業会計方式により事業を運営しています。
令和2年度以降の経営状況は以下の通りです。
令和2年度~令和4年度に係る決算状況
簡易水道事業
住田町簡易水道事業における経常収支は、令和2年度からの3年間で、経常収益が1億7,252万円から1億5,844万円と1,408万円減少し、経常費用が1億3,969万円から1億3,182万円と787万円減少しています。また、事業における当年度純利益は、2,998万円から2,749万円と約250万円減少しています。
【経常収益が減少した主な要因】
- 水道料金収入の減少(▲595万円)
- 一般会計からの補助金の減少(▲1,273万円)
【経常費用が減少した主な要因】
- 水道管の修繕費の減少(▲250万円)
- 施設の減価償却費の減少(▲200万円)
- 借入に係る支払利息の減少(▲434万円)
下水道事業
住田町下水道事業における経常収支は、令和2年度からの3年間で、経常収益が1億8,089万円から1億2,816万円と5,273万円減少し、経常費用が1億4,305万円から1億3,182万円と2,267万円減少しています。また、事業における当年度純利益は、3,686万円から778万円と約2,900万円減少しています。
【経常収益が減少した主な要因】
- 下水道使用料収入の減少(▲204万円)
- 一般会計からの補助金の減少(▲1,655万円)
- 補助金で取得した設備の償却に伴う収益の減少(▲3,433万円)
【経常費用が減少した主な要因】
- 施設の減価償却費の減少(▲2,446万円)
- 借入に係る支払利息の減少(▲131万円)
令和2年度~令和4年度に係る経営指標
公営企業の経営状況を見る際には、「経営指標」を用いて状況を把握します。住田町の簡易水道及び下水道事業における経営指標は以下の通りです。
経常収支比率
水道料金、下水道使用料や補助金等の収益で、維持管理費や支払利息等の費用をどの程度賄えているかを表す指標。黒字の場合は、100%以上となっています。
(単位:%)
(経常収支比率) | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 |
---|---|---|---|
簡易水道事業 | 123.50 | 129.08 | 120.20 |
下水道事業 | 126.45 | 110.93 | 106.47 |
料金回収率
水道料金で回収すべき費用が、どの程度水道料金で賄えているかを表した指標。100%を下回っている場合は、給水に係る費用が料金以外の収入で賄われていることになります。
(単位:%)
(料金回収率) | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 |
---|---|---|---|
簡易水道事業 | 82.04 | 90.41 | 86.90 |
経費回収率
下水道使用料で回収すべき経費を、どの程度賄えているかを表した指標。100%を下回っている場合は、汚水処理の費用が使用料以外の収入で賄われていることになります。
(単位:%)
(経費回収率) | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 |
---|---|---|---|
下水道事業 | 63.94 | 106.88 | 89.61 |