住田町の森林認証の取組
住田町ではFSC森林認証を取得し適正な森林の管理を行っています
皆さんは「FSC森林認証」という言葉を聞いたことがありますか?聞いたことがない方でも、生活の中で、町の看板や紙製品のパッケージに、FSCのロゴマークをご覧になったことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
住田町の町内の森林(町有林と一部の私有林)は、「住田町森林認証グループ」として平成16年3月以来毎年継続して監査を受け、FSC®森林認証を取得しています。
FSC森林認証って?
FSC森林認証は「適正な森林管理をしていること」を認証する国際的な制度で、ドイツにある森林管理協議会(FSC)が本部となって運営しています。FSCが定める「10の原則と基準」に基づいて森林を管理しているか、審査機関による審査を受けて、適合しているとみなされれば、認証を取得できます。つまり、「FSC森林認証を取得している」ことは、「国際的に適正とされる管理の仕方で森林を管理していると認められている」ということです。
住田町におけるFSCの取り組み
「住田町森林認証グループ」においては、管内の森林の適切な管理のために「住田町森林認証グループ管理計画」を策定し、作業を行う際の指標などとして活用しています。
また、定期的にモニタリング調査を実施し、森林の状況等に異常がないことを確認しています。
住田町森林認証グループ管理計画書(令和5年度版)(434KB)
令和5年度永久調査区モニタリング調査(林床植生調査)結果(685KB)
「うちの山もFSC森林認証を取りたい」という方は
気仙地方森林組合が住田町森林認証グループの事務局となっています。グループに入ると、伐採や路網整備の際にはグループが定めるルールに従って適切な管理をしていただくことが条件になります。また、グループに入ると、植栽や下刈り、間伐など森林の手入れをする際に町の補助を受けられるというメリットもあります。興味のある方は気仙地方森林組合までお問合せをお願いします。
気仙地方森林組合
〒029-2311 岩手県気仙郡住田町世田米字川向99番地1
電話 0192-46-2621 FAX 0192-46-3901
町内の看板にもFSCのロゴマークがあります。
このロゴマークがついている製品は、FSC認証を取得した森林から収穫されたと証明される木材からできた製品です。