KUBB(クッブ)のルール説明
2015年3月2日
クッブの概要
クッブは、バイキングたちが生み出したスウェーデン生まれのスポーツです。
両チーム5個ずつのクッブ(角材)を自陣コートに並べて、先攻後攻を決めます。 先攻チームは6本のカストピンナ(丸棒)を投げて、相手コートのクッブを倒します。 全部、クッブを倒したならキングを倒せます。先にキングを倒したチームの勝ちです。
ただし、相手チームに倒されたクッブは、攻撃時に相手コートに投げ入れて、まずはそのクッブを倒さないと相手の元からあるク ッブは倒せません。
そのため、ゲーム展開はぐっとおもしろくなります。下手投げでしか丸棒は投げられないので、体力差は関係なし、誰もが楽しめ平坦な自然のフィールドなら雪原や海岸などでも気軽に愉しめる、エコロジカルなスロースポーツです。
左にテキスト 右に画像
- 5×8m(または4×6m)のスペースの4角にコーナーピンナを立てコートの範囲を特定します。
※世界大会は「5 m×8 m」 - コートの中央にキングを配置します。
- それぞれのベースライン(ショートサイド)に各5個のクッブを均等に置きます。
これらをベースクッブと呼びます。 - 先攻、後攻を決めた後、先攻チームは自陣のベースラインの後方から6本のカストピンナを“1人1本ずつ順番に必ず下手投げで”投げて後攻チームのクッブを出来るだけ多く倒します。
相手のクッブをすべて倒し、最初にキングを倒したチームの勝ちです。ここではA チームを先攻、Bチームを後攻とします。 - まずは、A チームがB チームのベースクッブを2本倒しました。B チームは、倒されたクッブをAチームのコートに自陣のベースラインの後方から投げます。 (図1)
1回の投てきでA チームのフィールド内に留まらなかったクッブはもう一度だけ投げることができます。
2回の投てきでフィールド内に留まらなかったクッブは、A チームが自陣内であればどこでも好きなところに置くことができます。つまり、自分たちに有利な場所におけるわけです。ただし、キングからはクッブの長さ分の間隔を空けなけばなりません。 - A チームは、B チームより投げられたクッブの両サイドの一方を選んで、そこを基点にしてクッブを起こします。これらのクッブをフィールドクッブと呼びます。(図2)
- B チームは6本のカストピンナを投げて、先ず始めにA チームのフィールドクッブをすべて倒してから、ベースクッブを倒さなければなりません。フィールドクッブが立っている時にベースクッブを倒しても、元に戻されます。
- B チームは、1 本のフィールドクッブしか倒せなかったとします。再びA チームの投げる番になり、A チームは1本のフィールドクッブを投げ返します。
- すべてのフィールドクッブを倒しきれなかった場合、次に投げるA チームは、残っているセンターラインに一番近いクッブまで前進してカストピンナを投げることが出来ます。(図3)
- 以上を繰り返し、相手チームのすべてのクッブを倒したチームが、初めてキングを倒す権利を得て、最終的に先にキングを倒したチームが勝者となります。
- キングを倒すための投てきは常にベースライン後方から行わなければなりません。
- 相手チームのすべてのクッブを倒す前に誤ってキングを倒してしまったチームはその時点で負けとなります。