有住小学校6年生15人を対象とした森林環境学習「森林とわたしたちのくらし」~気仙川の川砂金~が、7月15日に行われました。
これは、砂金採りの体験を通して、楽しみながら地元の歴史や森林との関わりを学んでもらおうと、5年前から実施しているものです。
砂金採りを行う前に、教育委員会の佐々木喜之主任兼社会教育主事を講師に、気仙や住田の産金の歴史等を学ぶ事前学習を行いました。
住田町を含む気仙地方は、昔、一大産金地帯で、それを裏付ける地名や名字、言い伝えが残っていること、「平泉の黄金文化を支えていたのは気仙の金だった」とも言われており、実際に平泉とのつながりを示す仏像が世田米にあること、奈良の大仏に住田の金も使われていた可能性も否定できないこと、などを学びました。
また、砂金採りのポイントともなる、金の特徴や性質も学びました。
民俗資料館の産金資料展示室も見学。ユリ板、ユリ盆、砂金掘ネコ、金碾臼…そして、全国的にもめずらしい搗鉱機など、時代と共に移り変わってきた金をとる道具などを見学し、産金の歴史に理解を深めました。
川に移動する前に、砂金採りの練習をしました。
まずはやり方を教えてもらい・・・
その後、各自練習しました。
渡されたお皿(ゴールドパン)には、砂の中に1粒、本物の砂金が入っています。
それを流してしまわないように上手に残す練習をしました。
練習用の砂金をゲット!せっかくなので、お土産にプレゼントしました。
しっかり練習した後は、バスで移動し、砂金採りの本番です。
みんな真剣です。
今回も、数人の児童が本物の砂金を見つけました。
この体験を通して、ふるさとの歴史や文化に理解を深め、住田を好きになってくれたら嬉しいです(^^)
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