栗木鉄山跡見学会 平成28年度

2017年4月2日

10月15日(土)、特別町民講座を兼ねた一般向け森林環境学習として、栗木鉄山跡見学会を実施しました。

この日は町内外から22名の方に参加していただき、町教育委員会の佐々木喜之主任兼社会教育主事が案内役を務めました。

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栗木鉄山は、かつて種山にあった製鉄所で、最盛期には鉄の生産量が日本で第4位(民間では第3位)を誇り、従業員は五百数十人、2基の高炉の他、鋳物工場、工員・職員住宅、購買、郵便局、そして学校までが設置され、一つの製鉄村を形成していました。

現在、岩手県指定史跡となっています。

 

ここは第一高炉跡。

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昔の写真や、発掘調査を実施した時の写真を使って、当時の様子を紹介していました。

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ここは第一高炉の上部。

多くの高炉は、製鉄の原材料を投入する場所が高所にあり、はしごをかけて上り下りして入れていたようですが、栗木鉄山の場合、高炉を山の下に設置し、山側から橋をかけて鉄鉱石や木炭を投入していました。

ほかの高炉にはない特徴で、大変珍しいのだそうです。

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こちらは水路跡です。
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ここは、本社事務所跡。建物の土台部分がしっかり残っています。

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こちらは取水口。

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反対側はこんな感じです。

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第一高炉付近の暗渠。図面が残っていないため、詳しいことは分かっていません。

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このあたりはノロ捨て場でした。

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第二高炉付近です。大きな石垣が残っています。

ここでも、昔の写真や発掘調査をした時の写真を使って当時の様子を説明。

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発掘調査の結果、炉底部の遺構が非常に良好な状態で保存されていたのだそうです。今は、風化を防ぐため埋め戻されています。

近代製鉄において非常に貴重な史跡なのです。

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ここには鋳物工場がありました。

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第二高炉の上部です。ここには木炭倉庫や鉄索原動室があり、第一高炉と同様に、高炉に原材料を投入するための橋もかけられていました。

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今回、栗木鉄山の存在そのものを知らなかったという方や、名前だけは聞いたことがあったという方も多かったようです。

小さい住田に、かつてはこんなに大きな製鉄村が存在していたこと、そして、その遺構が今もしっかり残っていることに驚いていたようでした。

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栗木鉄山跡の見学会は、来年度も実施する予定です。
 
 
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