住田町長 多田欣一
私たちのまち住田町は、岩手県の東南部に位置し、昭和三十年に上有住村、下有住村、世田米町が合併した町でございます。新町発足後も、森と水の美しく豊かな自然環境に恵まれ、これまで先人が築き上げてきたこの町の人と自然を基本に、町づくりに努力してまいりました。
今、地方自治体には、「地方分権」「高度情報化」「環境との共生」など、かつて経験したことのない課題が押し寄せてきています。そして、各種事業、行政サービスについても「あれも、これも」という時代から「あれか、これか」という選択の時代になってきています。
このような中、住田町におきましては、無農薬・無化学肥料農業の展開、森林認証の取得、木質バイオマスエネルギーの導入促進、種山ヶ原一体で展開する「森林(もり)の科学館」の実現、「すたーうおっちんぐ種山ヶ原」などの交流イベントの実施などについて、二十一世紀の住田町の進むべき方向性をしっかりと見据えた各種施策を推進してまいります。
「豊かな水と緑・あふれる活力・心ふれあう山村すみた」という住田町の将来像を目指し、町民と行政が共に知恵を出し合い、共に汗をかきながら、真の豊かさを感じられるような町づくりに取り組んでまいります。この要覧を通じて、住田町の元気ある町づくりへの取り組みを改めて認識していただくことができれば幸いです。